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DiMSIS

DiMSISとは?

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阪神淡路大震災を契機に、神戸市長田区において京都大学防災研究所の研究にもとづく空間情報処理実験システムが、倒壊家屋撤去業務に利用され大きな効果を上げました。このシステムをもとに、以下に示すような発展経緯を経てきたシステムをDiMSIS(Disaster Management Spatial Information System)と呼んでいます。

DiMSISの特徴

発展経緯と導入事例

阪神淡路大震災の復旧支援活動での活用後、通産省の「震災地区産業高度化システム開発事業」に参画し、この実証事業を推進する過程で、長田区で利用されていた災害時システムを再設計、拡張した「DiMSIS-EX」が開発され、自治体GISをはじめとして、様々な方面での導入が進みました。
最初の段階では、神戸市長田区をはじめ、富山県婦中町地理情報システム事業、鳥取県智頭町ひまわりシステム、岐阜県白川町字絵図管理システム、通産省 IPAの次世代GIS開発事業、総務庁統計情報センター(シンフォニカ)、科学技術庁時空間管理研究事業などに活用が進みました。
平成12年度からは、環境・防災時空間情報システム基盤の日中共同研究が実施され、アジアの風土に根ざした「アジア版GIS」の構築に向けて発展をはかりました。
さらに、1999年8月と11月に震災で被災したトルコ の自治体での運用が続けられています。

ライセンス形態

神戸コンソーシアムとTLOひょうご

神戸市長田区のシステム開発にボランティアとして参加していた協力会社を中心に、その後の通産省の「震災地区産業高度化システム開発実証事業」に参加した企業によって構成された共同開発グループが神戸コンソーシアムです。そして、こうした経緯から、DiMSISコアの版権はTLOひょうごに移転されています。商用版の再販金額の数%はTLOひょうごに還元し、運営経費等に使われます。

商用版

新たな技術開発の成果を公開することを条件に、50万円の入会金でコンソーシアムのメンバーとなることで、コアを利用してアプリケーションを開発し再販する権利を得ます。

Academic版

アカデミック版に関しては,アカデミックライセンスを受けた研究機関をサポートする形でなら企業人が開発を行うことを許可しています.つまり,あくまで研究や実験のための利用であり,営利目的でないことが要求されます.管理に関してはライセンスを受けている機関にお願いすることになります。

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